忍耐
現代人は、不快とともに暮らすことに慣れていない。
クッキーを今食べずに我慢できたら2つあげるね。
と子どもに伝える。
ほとんどの子が食べてしまうが、
待てた子どもたちを追跡して行くと、
成長してから後により良い生活を送る、
という研究結果がある。
待たされることの不快に耐えられない。
ものごとや状況をあるがままの状況で受け入れながら生きるという方法を知らないのだ。
常に現状を変えるべきだ、もっとよくすべきだと感じ、このままでいいとは思えない。
忍耐の要諦は
『すべてはいずれうまくいくものだ』と悟るところにある。
すぐ忘れ、
自分が思う通りのタイミングで進行させるべく、
コントロールしようとする人が多い。
引用
- 作者: エリザベス・キューブラー・ロス,デヴィッド・ケスラー
- 出版社/メーカー: 角川書店
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向上心や冒険心は、
人生に立ち向かう時、自分の人生を生きようと思う時に、ある程度、必要なものだけれど。
他人の動向が見えすぎるいまの時代は、
(見えている、と思っている、とも言える)
自分と他人を比較しやすく、
必要以上に求めすぎてしまう、と感じる。
自分とは?
自分の人生の真の幸せとは?
それを中心に据えて。
そして、
『今』だけを純粋な目で見て、
『今』目の前の人、事だけに一生懸命になる。
そうでないと、
上の空で今を過ごしたり、
不安や恐れや、なんとなくの不足感に支配されながら今を過ごして、
目の前の大切な人や事や時間を
ただ浪費してしまうね。
もしくは、
目の前の大切な人や事や時間を、
向上心や勉強熱心、仕事熱心という
一見、良い言葉でカバーして、
結局浪費していると思うな。