子どもと一緒に自分育てな日々を綴るブログ

2児の母、英語講師として日々のことを書いています☆

新しい教育を受け取る用意が、子どもたちにあるかな?

久しぶりのブログです。

今の小学校〜高校、大学では、その親世代が受けた教育とはかなり変化していているのが保護者としても感じられるようになってきました。オンライン化が急速に進んだことも輪をかけていますね。

 

8年ほど前に出会ったグローバル育児という教育プログラムで、この教育、時代の変化については未来予測という形で知り、そうか、準備が必要なんだなと焦ったとともに、すごく納得したので、まず理解して、それからできる限りで実践し、を繰り返してきました。

 

息子5歳、娘2歳頃から。

とくに濃い時間だったのはそれぞれ、やっぱり9~10歳ごろまで。

 

それで、この期間に大切にしてきたことが、中1、小4の娘の土台になっていることが感じられてきて、とても嬉しく思っています。

 

最近の教育活動では、

・グループ活動が多かったり

・プレゼンのような、発表が多かったり

・先生はファシリテーションに徹して、生徒中心で学びを進めたり

・自分の意見を求められたり

・情報収集、情報の精査

・批判的な視点などなど

 

となっていますよね。

こういう学びは、つくづくその土台が必要だなぁと思います。

土台がないと難しいことだと思います。戸惑ったりすることもあるでしょうね。

 

意思の疎通ができ始める、話し始める幼児期から小学校低学年までに、家庭で育まれる土台。

 

今の教育をすんなり受け入れて、活動を有意義にでき、その教育の良さを享受できる子は、以下の経験が10歳ぐらいまでに豊富かどうか、経験しているか、身についているかで左右されると思います。

 

・自分で考える経験

・自分で決める経験

・自分が考えたことを言葉にする、伝える経験

・相手の話を聞く、自分の意見も言う、その上で双方にとって良い結論を出す経験

・主体的に行動する経験

 

などなど。

なので、学校においては、授業以外での、先生の子どもたちとの関わり方、校則、すべてが同じようになっていないと、授業だけでそれを取り組もうとすると非常に難しい。

教師側も生徒側も。私は高校で英語を教えているときにそう実感しました。

授業中だけ、いきなり主体的になれと言われてもそりゃ困るよね、、と。

 

これらの経験の有無、豊富さは、私たち親が子どもたちにどう関わるかでかなり違ってくるものなので、家庭でフォローしていくことが子どもたちのため(そして先生のため…笑)

 

お勉強ができるとか、賢いとかではなく、経験をさせてあげれば、身についていくもので、いわば基礎工事というか。単純に積み上げていけば積みあがっていく。

 

私達親世代もこういう土台はなかったりするので、なかなか実行するのは難しいのだけど。

 

昨年3月までは高校で教壇に立っていましたし、我が子の中学、小学校の活動を見ていてもそう思います。

 

家族でたくさん話す

子どもに意見を聞く

子どもに決めさせる

失敗したら考えさせてまたトライさせる

子どもに調べさせる

子どもの好きなことについて家族に話してもらう

それってどうしてなの?本当なのかな?と聞いてみる

話し方や言葉が間違っていても指摘しないで、聞く

(聞いてもらえる、話しても良いんだと思える安心の場を経験していくと、どんどん話すことに自信をもってくれます)

 

日本の教育は、受け身じゃない人間を育てようと変革を続けています。

先生方もみなさんすごく勉強されています。

(まぁ、授業だけそうされてもね、という面も大いにあって、熱心な先生ほど、学校の組織に息苦しさを感じられています。でもそんな先生たちが光です。。と保護者としてはエールを送りたいです)

 

家庭で、子どもが受け身になっていないか…? 

小さなことが大事だと思います。

 

おやつ、ごはん、お風呂、明日の準備、宿題の取り組み方、など毎日たくさん選択する機会があります。

 

確かにいちいち聞くのは面倒に思えるのですけど、その分、子どもとぶつかることが少ないです。

 

そして、たくさん会話が生まれます^_^

どうしてそれを選んだの?って聞くと、えーとね、と子どもなりの理由を話してくれる。なんとなく選んだとしても、改めて聞かれると考える。言葉にしてみて自分で初めて自覚することもある。

そうすると、自分の考えたこと、に意識が向いて、自分っていう人間がちらっと見えたりする。

 

そうやって繰り返すと、自分ってこういう人、というのまで見えてくる。

 

この小さなやりとりをコツコツ日常でしていくことが、今学校で行われている教育を受け止めて活かして自分の力にしていけるのではないかな。

 

小学生ぐらいまでは、こういう見えないけれど強い力をつけてあげたいですね。

 

自分で決めせさせる、を意識すれば、良いと思います。

 

決めるためには自問する。

決めるためには情報がいる。

決めるためには結果を想像する。

決めるためには選択する。

決めたからには結果に責任がある。

 

最後に、こういう力が、結局は学力、そして英語力の伸びにつながっているなって、英語講師としてたくさんの学生さんや子どもたちをみて思います^^